背中ニキビのケア
大人ニキビである背中ニキビの治療はビタミンC誘導体を含むローション、化粧水による保湿に加えて、毛穴をふさいでいる角質を取り去るピーリングが行われます。
ピーリングはクリニックでしてもらえますが、自宅でも手軽にできます。ピーリング石鹸があるので、入浴時にこれを使えば、古い角質を取り除けますし、薬剤を肌に残してしまうこともなくなります。
入浴後に十分な保湿を行うこともポイントです。背中ニキビが大量に発生してしまったら皮膚科で受診するしかありませんが、軽症なら自力でケアすることもできます。
腸内細菌の特徴を生かすのもいい方法です。美と健康に役立つ善玉菌の活用です。善玉菌は悪玉菌増殖を抑制してくれます。善玉菌である乳酸菌は乳酸を、ビフィズス菌は酢酸を、酪酸菌は酪酸という酸の一種を生産します。悪玉菌は酸に弱い性質で、これで増殖が抑制されます。
また、善玉菌は腸内でビタミンB群やビタミンKを生産します。特にビタミンB群は肌の改善に関わります。肌荒れは悪玉菌の仕業です。ビタミンB群は美肌のもとですが、悪玉菌が優勢になるとそれがなくなってしまい、アンモニアや硫化水素が血液に入って肌を刺激し、ニキビを作ってしまう原因になります。
善玉菌を増やすには腸内環境を整えるのがベストです。そのためには発酵食品の摂取がお勧めとなります。ヨーグルト、チーズ、ピクルス、ぬか漬け、キムチ、などがお勧めです。乳酸菌やビフィズス菌の栄養源となるオリゴ糖の摂取もポイントです。